秋はファンシードリルのシーズン。
誰が言い出したのか、、、
というか自分が勝手に言ってるだけなのですが、
秋になると各地の駐屯地で記念行事が行われ、
ファンシードリルを見る機会が増えるのです。
ドリル部に限ってみると、
高等工科学校の記念行事の後、
3回も演技を楽しめるのだ。
となると、
防衛医科大学校が63期生の卒業公演になるのだろうか?
等と考えながら予定を組んでいたら、
台風の影響で全ての公演が中止に。
被災地にいち早く入り多岐に渡る活動を行う自衛隊が、
記念行事などしている暇は無いのは当然で、
自分もいつしかファンシードリルの事は頭から消えていた。
さて、そんな時、突如入ってきたのが横浜音祭りの情報なのです。
横浜音祭りは横浜市内で大規模に行われる音楽イベントで、
期間中は横浜が音楽で埋め尽くされるという。
今年はその横浜音祭りで、横須賀市との文化交流の一環として、
「ヨコスカ街なかミュージック」
が開催される事となったのである。
今回のヨコスカ街なかミュージックは、
軍港を擁する横須賀らしいラインナップで、
米海軍音楽隊や、海上自衛隊横須賀音楽隊、
防衛大学校吹奏部などが演奏することになっている。
そしてそのトップバッターを飾るのが、
陸上自衛隊高等工科学校ドリル部なのだ。
気になる会場は、
みなとみらい駅上、クイーンズスクエア1Fにあるクイーンズサークル。
一見ただの広場にも見えるのですが、
照明もしっかりと完備している結構ちゃんとしたステージです。
ところで自分は、室内撮影という事で少し神経質に。
照明は入れてくれるのか?
距離はどれくらい?
上から?横から?
なんならエスカレーターに乗りながら撮影?
と、本当にそれが問題なのかもよく分からなくなって、
「取り敢えず、早めに行こう」という事になったのです。
「ケーキも食べないといけないから」
といういつもの余計な行動計画も詰め込み、
会場に着いたのは3時間前。
まずはケーキとコーヒーで腹ごしらえと、
クイーンズサークル横目にホテルへ入ろうとしたら、
もう既に場所取りをしている人がいる事に気づいたのです。
これは呑気にコーヒーなんか飲んでる暇は無いぞ!
と、自分も会場で待つ事に。
するとその場所にこのブログの読者の方がいらっしゃったのです!
こんな場末ブログを知ってる方がいるなんて、
本当に嬉しかったです。
会場は三脚の使用が禁止されていて、
動画と静止画両方撮ろうと思っていた自分の思惑は外れてしまいます。
ただ、折角コンデジを持ってきたので、
地面のくぼみに角度を付けて置いて撮影することに。
今回のブログでは一部撮影した動画もアップしたのですが、
少し触れただけでもコンデジが倒れてしまうので、
AFを合わせることも出来ず、酷い動画となっています。
先に謝っておきます、、、
とうとうクイーンズサークルにドリル部の登場です。
今回のステージはかなり多くの工夫がなされていて、
まずは、ファンシードリルの技の紹介から始まります。
フリップに書いた技をライフル隊が2回ずつ演じていきます。
とても分かりやすく、自分も勉強になりました。
そして次も新しい試みで、ドラム隊によるソロセッション。
こちらは動画もあります。
(思いっきり見切れててごめんなさい)
普段ライフル隊の陰に隠れがちなドラム隊ですが、
そのドラム隊が前面に出てこれだけ楽しい演奏を聞かせてくれるとは、
ファンシードリルって結構贅沢な演技なんだなと思いました。
最後にドリルメジャーがライフル隊を従え入場してくると、
メインのファンシードリル開始です。
何と、このファンシードリルでも珍しい試みがなされていて、
自分も初めて見るサイレントドリルが行われました。
これは貴重です。
サイレントドリルからいつものファンシードリルへと流れていきます。
63期体制でデビューを迎えたのが約1年前の勝田駐屯地。
最初に見た時は、
初めてとは思えない堂々とした演技に驚いたものです。
そんな彼らがここクイーンズサークルで最後のドリルを行います。
ぴったりと息の合った演技、技にはキレが出て、
これが円熟期のファンシードリルなんだなと感心しました。
この場にいた観客は本当にラッキーです。
これだけ完成度の高いドリル演武を見れる事は滅多にありません。
最後にドリルメジャーが観客に敬礼をして、
拍手と共に会場を去っていきました。
3年間お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
最後に、ブログ未公開画像3枚
これは偶然見かけた勝田駐屯地での画像。
63期体制デビュー前に最後の練習をする生徒達。
本番では、デビューとは思えない素晴らしい演技を見せてくれた。
横浜音祭り2019 ヨコスカ街なかミュージック連携ステージ
令和元年11月3日(日)13:00~
場所 クイーンズスクエア横浜1F クイーンズサークル