早朝ホテルをチェックアウトして松本駅へと向かう。
古い蔵、洋館、古民家に近代的なビル、
これらが違和感なくゆったりと並ぶ松本の町は、
どことなくヨーロッパの地方都市を彷彿させる美しさがある。
毎年、ゆっくりと観光する時間が取れないのが心残りではあるが、
町歩きの為にわざわざ来る価値が松本にはあると思う。
松本駐屯地の記念行事は、
松本駅と南松本駅から無料シャトルバスが出ていてとても便利だ。
駐車場は満車になることもあるので、積極的に利用したい。
式典会場は一般客向けのスペースがかなり広く設けられているが、
それでもすぐに人で埋め尽くされてしまう。
松本駐屯地の記念行事は、
それだけ市民に親しまれているイベントであると言えるだろう。
中でも子供向けコーナーは人気で、
開始前から行列が出来る賑わい振りだ。
隊員の中には新制服を着用している部隊もあった。
自分のようなマニアには簡単に見分けられるのだが、
一般の人にとっては、
「警察も行進するんだ!」
と警察官と勘違いする方が意外に多くて驚いた。
確かに、警官は普段制服でなくて活動服を着用しているので、
見る機会の少ない警察の制服と混同してもおかしくはない。
ただ、記念行事では新制服の紹介があったので、
少なくとも会場の人は自衛官の新しい制服と認識したに違いない。
松本駐屯地には、
山岳レンジャーとしてその名を全国に轟かす精強山岳部隊がある。
災害時にはその技術と経験を生かし救助活動も行っている。
あまり見ることの無い白と黒のドーラン
入間、滝ヶ原、松本の3団体による合同太鼓演奏
高等工科学校生徒 ドリル演技
ドラム隊の演奏と共に入ってきたのは、
高等工科学校ドリル部だ。
長野県内初の試みとなるドリル演技披露の為に、
神奈川からやって来たのである。
隊列が機敏に整然と動きながら、
4kg以上あるライフルが宙を舞っていく。
漏れ聞こえる「凄い!」の声、
自然と湧き上がる拍手、
自分は撮影しながら観客の興奮を肌で感じていた。
ドリル部の演技は、
松本の人の心をがっつりと掴んだのだ。
後半に向かって盛り上がりは最高潮に達し、
松本駐屯地でのドリル演技は大喝采のうちに終了した。
模擬戦闘訓練展示
広場で行われたイベント
自衛太鼓演奏
レンジャー訓練展示
スパイダーマンのように、壁を自由自在に動き回ります。
2人同時に突入
負傷者を背負っての降下。
この状態でフェンスを跨いで、降下の体勢に入ります。
60キロくらいはあるのでしょうか。
人を背負って踏ん張るのはかなりきつそうです。
一歩一歩確実に降りていきます。
小銃を構え降下します。
飛び降り自殺と同じくらい怖そうです、、、
最後はレンジャー隊員総出でロープを引っ張り、降下します。
手袋から煙が出ているのが分かるでしょうか。
松本駐屯地創設68周年記念行事
平成30年4月21日(土)午前9時~午後3時30分
記念式典 観閲行進 10:00~10:50
音楽 自衛太鼓演奏 10:50~11:05
ドリル演技 11:05~11:20
模擬戦闘訓練展示 11:20~11:50
イベント
資料館 広報写真展示コーナー
ちびっ子コーナー
野営体験コーナー
体験試乗コーナー
装備品展示コーナー
野外音楽演奏
自衛太鼓演奏
レンジャー訓練展示