北千歳駐屯地記念行事の記事から時間が経ってしまいましたが、
北海道の旅ではもう1つ駐屯地を巡りました。
留萌駐屯地です。
前回のブログで書いた通り、
北千歳駐屯地でパンツから財布まで全身水没した自分は、
旭川のホテルで観光する時間を削り、
洗濯乾燥に追われる事になったのです。
しかし唯一寒さをしのぐ為に持ってきたカッターシャツが、
縮みに縮んで7部袖になるという衝撃の事態が発生し、
脳震盪寸前の危機的状況に陥った自分は、
明日着るシャツを求めてショッピングセンターへ走ったのでした。
そしてホテルの部屋に戻ってきて再び衝撃が走るのです。
「シャツ買いに行って、
何でシャツ買わずに靴買ってきたんだよ、、、」
もう自分に呆れるばかりです。
結局北海道最終日はこの寒さの中、
半袖で過ごすことになるのです。
留萌は日本海に面した漁業が盛んな町です。
札幌から車で3時間程と少し距離はありますが、
高速と自動車専用道路でダイレクトに行けるので、
アクセスは便利。
どこまでも広がるスケールの大きい牧場を見ながら
ドライブができるのも北海道ならではの楽しみです。
自動車専用道路を降りて、
そのまま走れば目的地の留萌駐屯地です。
駐屯地に入るとすぐ目の前が記念式典会場です。
留萌も雨の予報でしたが、
何とか式典が終わるまでは曇りのまま持ちこたえてくれました。
ただパンフレットに気になる記述が。
荒天時は体育館で「ファッションショー」開催。
ファッションショー!?
天候が悪くても何だか面白そうだぞ、留萌。
観閲式の中でも観閲行進は、
屈強な男達が一体となり、
鋭い眼差しと統率の取れた素晴らしい動きで観客を魅了する
一番の見せ場である。
崇高さすら感じさせるこの完成された儀式は、
自衛隊のみならず、
警察でも用いられる様式美の頂点と言って良いだろう。
些細な気の緩みも許されず、
勿論笑顔等はもっての外である。
そして格調高い観閲行進が開始となった。
最初に披露されたのは陸上自衛隊の最新型防護衣で、
目立つ黄色い防護衣と背中の数の子型ボンベが特徴である。
しかしこれを装着すると、
仮想敵地であるディズニーランドに入れないという欠点を指摘され、
改良がくわえられる事になるであろう。
あ、KAZUMOちゃん、、、
次は海に面した留萌らしい、
第1種夏服がチラリと見えてます。
海の男はセーラー服と相場は決まっているのです。
あら、マーシーくん、、、
パニックです。
厳粛でお堅い式典が、ゆるキャラに占拠されてしまったのです。
手荷物検査をすり抜け乱入してきたに違いありません。
にしても、このゆるキャラは何なんだ?
「北海道 ゆるキャラ メロン」で検索しても出てこない、、、
上に乗ってるのメロンじゃない感じ?
だとしたら何なのさ?
しかし自分はまだ知らなかったのです。
この観閲行進がとんでもない破壊力を秘めているということを。
衝撃のシーンであります。
ゆるキャラ界では決してあってはならない顔出し3人組の登場です。
正解が分かりません。
会場もざわつきます。
そしてちゃっかり宣伝も忘れていません。
覚えておきましょう。
と、まさかの注意書きがあるモモちん。
悲しいかな、
肝心な画像はブレてしまうのに、
こういう画像はどんぴしゃでAFが合ってしまい、
小さな文字も克明に読めてしまいます。
次は「てしお仮面」
ブログを編集しているうちに楽しくなってしまい、
気が付けばネットで調べている自分、、、
天塩しじみラーメンをPRしているとか。
つぶらな瞳がかわいいね~。
さて次はどんなゆるキャラが出てくるのかワクワクだね、
ドキドキだね!
日の丸!?
しまった、
ゆるキャラの甘い誘惑に取り憑かれ、
自分は淡い白昼夢の世界へ連れ去られていたのである。
観閲式は
観閲行進から記念演奏、訓練展示へと進んでいきます。
留萌駐屯地の記念行事では、
地域の人と自衛隊の垣根の無い
密接な関係を随所に感じました。
それは所謂軍事オタク比率の少なさからも表れていて、
他の駐屯地では人が群がる装備品展示はがらんとして、
多くの観客が純粋に屋台や演奏会、
自衛官との触れ合いを楽しんでいました。
ここでは自衛隊は決して珍しい存在等ではなく、
完全に地域の一部として機能しているのです。
これが理想的な記念行事の姿なのかもしれませんね。
留萌駐屯地 創立63周年記念行事
平成28年年6月26日(日) 9:30~15:00
観閲式 10:30~10:50
観閲行進 10:50~11:15
記念演奏 11:15~11:25
訓練展示 11:25~11:50
野外ミニコンサート 12:00~14:30