浦和美園駅から埼玉スタジアム2002へ向かう道のりは、
空き地ばかりだったような気がするのだが、
ここ数年で随分マンションや商業施設が増え、
微妙に苦痛だった何も無い徒歩20分の道のりが楽しく思える程だ。
スタジアムの東駐車場で開催される式典は、
埼玉県警察年頭視閲式と埼玉ポリスフェスティバルの二部構成になっている。
最初の視閲式では要人警護訓練と分列行進、
後半のポリスフェスティバルでは、
音楽隊のコンサートと白バイ走行演技が行われた。
また、ふれあい広場でも県警のイベントがあり、
土曜開催ということもあって多くの人で賑わっていた。
埼玉県の警察官不足は深刻で、
去年国から採用の増員が認められたものの、
それでも人口当りの警察官の数は全国で一番少ないままだという。
その原因に挙げられるのは、全国でも珍しい人口増加がある。
住みたい街ランキングで埼玉の街がランクインする等、
近年埼玉の住みやすさがクローズアップされている事はご存知かと思うが、
この事が逆に警察官の負担を増やしてしまっているというのは
何とも難しい話である。
しかし今回のイベントを見ていると、
団結力や力強さだけではない、
柔軟な発想や、飽きさせない工夫といったものがそこここに見受けられ、
県民に素晴らしいイベントを見てもらおうと奮闘する
日本一忙しい警察官達の強い思いを感じるのだ。
この警察なら、きっと埼玉の人も安心に過ごせるに違いない、
そう思わせる視閲式&ポリスフェスティバルであった。
巡閲
要人警護訓練
分列行進 徒歩部隊
航空部隊
車両部隊
埼玉県ポリスフェスティバル
県警音楽隊によるミニコンサートの後は白バイ走行演技である。
交通機動隊埼玉県警察チームは、
去年行われた第49回全国白バイ安全運転競技大会で見事団体優勝を果たし、
ポリスフェスでは優勝パレードと共に優勝旗も披露された。
慣熟走行
交通機動隊による白バイ走行演技
全国白バイ大会を優勝に導いた隊員達が、ダイナミックな演技を披露する。
演技は見所がてんこ盛りで、今年この場にいた人はラッキーだ。
埼玉県警察年頭視閲式
埼玉県ポリスフェスティバル
平成31年1月19日(土) 午後1時から
埼玉スタジアム2002 東駐車場