海岸線に伸びる西湘バイパスを走っていると、
シーズンを終えた寂しい大磯ロングビーチの駐車場で
訓練に励む白バイ隊員の姿を見ることがある。
たった数秒の事なのだが、
白バイを操る懸命な隊員の姿が強烈な印象として残される。
いつかじっくりと見てみたい、
そう思っていた時、
12月に第二交通機動隊の白バイ大会がある事を知った。
神奈川県警といえば、
今年行われた第48回全国白バイ安全運転競技大会で、
個人総合優勝、団体準優勝を果たし、
ここ第二交通機動隊からも、
バランス走行操縦競技で1位の隊員を輩出している。
今回はハイレベルな大会になりそうな予感だ。
第二交通機動隊の白バイ大会は和やかな雰囲気の中行われる。
競技の分かりやすい解説もあるので、初心者でも楽しめるだろう。
分列行進
バランス走行操縦競技
ドリル走行
さて、今回最もユニークだったのは、
いかに早く出動出来るかを競う競争。
出動命令が出たら、
指令の内容を正確に把握し、制服に着替えて、
白バイに辿り着くまでのタイムを競う。
スカーフと帯革をいかに早く装着できるかで勝敗が分かれる。
観客席からは、
「パパ早く着替えて!!」
と声援が飛び交う。
子供達は肝心の白バイ大会よりも夢中になっている様子であった。
ゴールすると、指令内容の確認と、制服と装備のチェックが行われる。
今回は第10回大会ということで、
特別に第二交通機動隊によるパトカーのドリル走行も行われた。
西湘バイパスを走っていたドライバーは一瞬ひやりとしただろう。
傾斜走行操縦競技
閉会式