自分の観閲式は実行本部統一訓練で終わった、
そう思っていた。
心残りが無い訳ではない。
本番ならではの熱気、緊張感、予行で見れなかった特別儀仗隊、
そして、62期最後となる高等工科学校ドリル部の演技。
どれも裸眼で見てみたいが、
自衛隊と全く違う世界に住んでいる自分が行ける訳もないのも重々承知で、
予行後意識は白バイ全国大会へと向かっていた。
例の如く、白バイの流し撮りで馬鹿みたいに写真を量産しまい、
泣きそうになりながら全然減らない画像を現像していた時、
ある方からお誘いを受けたのだ。
観閲式に行きませんかと。
嬉しい気持ち半分と申し訳ない気分半分で少し迷ったのだが、
滅多に無いことなのでそのご好意を受けることにした。
観閲式当日は朝霞駅と和光市駅から無料シャトルバスが運行されるのだが、
まだ7時前というのに駅前は物凄い行列。
これはタクシーの方が早いとタクシー乗り場に並んだのだが、
タクシーが来ない。
方やシャトルバスは次々と来て人もはけるので、結局シャトルバスに乗ることに。
当日は埼玉県警が注意喚起するほどの酷い渋滞が予想されている為、
シャトルバスは渋滞をさけ会場から少し離れた場所で停まった。
会場までは徒歩10分ほど。
予行とは比べ物にならない人の多さだったが、
ゲートの荷物検査は手際もよく、意外とスムースに入場出来た。
観覧場所はチケットの色によって分かれていて、
どの色の席でも中央寄りの上部スタンドから埋まっていく。
何とかベストではないが悪くない席を確保したものの、
まだ式典が始まるまで3時間ある。
カメラを持って会場内散策へ向かった。
観閲式本番は、土産物店やコンビニが出てとても賑わっている。
お天気雨という珍しい天候のせいで、雨具が飛ぶように売れていた。
観客は、子供の勇姿を見に来た親御さんが多いような印象を受けたが、
陸上自衛隊の記念行事ではあまりお目にかからない
100万越えのレンズを持った気合の入った人や、
コスプレでない本物の軍服を着た軍人さんと、
偏ってはいるが多種多様な人で溢れている。
式典が始まる頃にはほぼ満席。
ただ余裕をもって座れるので、圧迫感は無い。
式典ではいきなり山場が来る。
第302保安警務隊特別儀仗隊の先頭を務めるのは、
練馬駐屯地の記念行事で見事なラッパドリルを披露している第1師団ラッパ隊。
身長まで綺麗に揃っている。
寸分違わぬ動きは圧巻だ。
空挺降下展示
観閲行進(徒歩)
陸海空合同音楽隊
防衛大学校学生隊
防衛医科大学校学生隊
高等工科学校生徒隊
普通科部隊
対ゲリラ特殊部隊
海上自衛隊部隊
航空自衛隊部隊
女性自衛官部隊
観閲飛行
CH-47J
OH-6D
UH-1J
UH-60JA
CH-47J/JA
LR-2
US-2
P-1
C-2
観閲行進(車両)
高射特化部隊
偵察部隊
水陸起動部隊
即応機動部隊
普通科部隊
野戦特化部隊
米海兵隊MV-22による祝賀飛行
祝賀行進(米軍)
観閲式が終わると、
ドリル演技、和太鼓演奏、音楽演奏が行われた。
(高等工科学校のドリル演技は次回のブログで詳しくお伝えします)
自衛隊記念日 観閲式
平成30年10月14日(日)10:30~12:00
開門 07:00
音楽演奏 12:15~13:00
装備品展示 07:00~15:00
閉門 15:00
ところ 陸上自衛隊朝霞訓練場