ず~とロイヤルを探してるのです。
ロイヤルと言っても
ロイヤルホストでもなく、
ロイヤルクインマダム(婦人用ズラ)でもなくて、
ゼリーの粉のロイヤルです。
この赤い箱にお湯と水を足すだけで美味しいゼリーが出来る手軽さで、
子供の頃よく自分で作ってはドカ食いしたものです。
昔はどんなスーパーにも置いてあるスタンダードな商品だったのに、
最近はとんと見なくなり、
最後の砦、紀ノ国屋からも消滅。
再びあの味を求め、”ロイヤル” + ”ゼリー”で検索をかけるも、
出てくるのは怪しい養蜂場の広告ばかり。
そうなんです。
膨大な情報のほぼ全てがロイヤルゼリーになってしまうという盲点に気づき、
敢え無く撃沈。
ロイヤルはアメリカからやってきた舶来品なので、
駄目元で英語で検索すると、今度は大量ヒット!
現在でもアメリカでは販売されているようで、
懐かしいあのパッケージがスーパーに並んでいる様子。
思わずアマゾンで取り寄せようかとも思ったのですが、
送料が高そうなのでやめておきました。
一体何故、ゼリーの素は日本の市場から姿を消そうとしているのか?
自分なりに勝手な予想をたててみました。
1、微妙な手間
お菓子作りが好きな人は多いと思うのですが、
そういう人は簡単過ぎるゼリーの素でお菓子は作らないでしょう。
だけど、ずぼらな人はそもそも出来た物を買うはず。
結局はその中間層と言える子供が減っているという事ですね。
また1回で500ML程の量が出来てしまうので、
ある程度人数がいないと、消費も大変。
(自分は一人で全部食べちゃいますが)
2、材料の問題
ゼリーの素はゼラチンです。
ゼラチンといえば言わずと知れたコラーゲンです。
美容効果が謳われるようになってから、
ゼラチンの値段は上がっていると思われるので、
ゼリーとして売るよりは、美容の方で売った方が利益になる。
結果、ゼリーの素に流れるゼラチンが減り、
店頭から消えていく。
因みに、現在店頭に並ぶカップゼリーはコスト削減の為、
ゼラチンを使わず寒天を使っているそうです。
寒天と言っても、天草はコストが掛かるらしく、
中国辺りに豊富にある海草を使っているとか。
何気に天草も希少になりつつあるのですね、、、
さて、現在日本で入手可能なゼリーの素は「ジェロー」になります。
アメリカではロイヤルと並ぶビッグブランドで、
現地スーパーに行くと豊富な種類のフレーバーが置いてあります。
ロイヤルと何が違うんだ?
と言われると正直返答に困ってしまうほど、中身は似てます。
昔はロイヤルの隣に置いてあるジェローに見向きもしなかった自分ですが、
今はジェローのゼリーにとても満足してます。
特にラズベリーはお気に入り。
しかし、そのジェローさえもどんどん姿を消しているのです!
近くのスーパーから消え、
イオンの中にあるKALDIのパクリ店舗からも消え、
(無料コーヒーまで振舞う忠実さ)
紀ノ国屋も店舗によっては扱いが無し。
ジェローが無くなったら、
いよいよアメリカからのお取り寄せ生活が始まるのだろうか?
と、自分お気に入りの缶詰のみかんを入れた
ストロベリー味のジェローを作りながら、
ゼリーが消滅した未来の日本を考えるのでした。